弥生三月

本日より、春彼岸に入りました。
境内を吹き抜ける風もやわらぎ、春の光がいよいよ麗らかさを増した気がします。

年が改まり、ついこのあいだ新年を迎えたと思っておりましたが、気がつけば三月も半ば。
日々の勤めや行事に向き合ううち、年越しから今日までが、あっという間の三か月であったように感じられます。早いものです。

今年は、全国の桜が一斉に咲きそろうかもしれない、という予報も聞かれます。
世の中のソメイヨシノは全て同じ遺伝子情報を持ったものですから、当然と言えば当然の仕組みですが、それぞれの土地で同じ頃に春の景色がひらくと思うと、生物としての不思議な繋がりを覚えます。

余談ではありますが、この春、娘が中学校を卒業し、四月から高校へと進学することになりました。
子供の成長に、時の流れの早さをあらためて教えられる思いです。

春彼岸は、ご先祖さまを想い、また自らの歩みを静かに省みる大切な節目でもあります。
どうぞ皆さまも、穏やかな春の日差しのもと、それぞれの「今」を大切にお過ごしください。合掌。

秋めくお日柄

色々と仕事が舞い込んでしまい、たいへん遅い時間帯になってしまいましたが、秋彼岸中日を迎えての日記を綴ります。

殊更に言うまでもないことですが、つい半月程前までは列島各地で38℃や39℃などど騒ぎ立てていた、実に高気温の真夏でしたね。
そんな日々も急に何処へやら、先週末の金曜午後あたりからは差し込む西日が少しばかり穏やかになったような…と感じ、土日に入ると一気に涼しく気持ちの良い風が網戸を抜けて室内に入り込むようになりました。
もはや窓を開け放して寝ると、夜はちょっと寒いくらいです。
思い返せば、これは一雨毎の変化だったのでしょう。彼岸を迎えたこのタイミングでうまいこと、今年の猛暑は呆気なく去っていった模様。

今夏は台風に付随した竜巻や突風被害などが、我が静岡県内にもありました。「もしも」のときに対して備えなければならない災害準備は、手を付け始めたらキリがありませんが、この世に恒久的に得られる安心は元々ありません。
ただ暑いとか寒いとか、それだけで命の危機に瀕するような、か弱い生き物なのが我々人間です。
自然界の営みの上に生かされている現実を忘れず、いつも謙虚な姿勢で日々生きていきたいと思う、秋彼岸のひとときでございます。合掌。