秋分

令和6年の秋彼岸お中日を迎えました。連日の猛暑を掻い潜って辿り着いたような気持ちにさえなりますが、今日も今日とて朝からジットリと高温多湿な1日です。
乾いた風を感じられるのは、まだまだ先のことでしょうか。一昨日あたりからぶ厚く暗い雨雲が列島全域にかかっております。
数日前から発生していた台風14号は東シナ海をわたって北上、中国は上海あたりに上陸しましたが、その直後で急に踵を返して日本へ向け東進。昨日中には島根沖で温帯低気圧に変わり暴風域は消え台風ではなくなったものの、大量に引き込んでいた暖かく湿った空気がそのまま線状降水帯を発生させ、そのまま向かった先の石川県に於いて豪雨被害に繋がりました。
現在、特に能登半島北端の輪島市や珠洲市は目を覆いたくなるような惨状です。

未曾有の災害、誰にとっても他人事ではありません。今日までのあたりまえは、明日のあたりまえを保障するものではないのです。
神仏やご先祖さまにお参りをしながら、我が身が今ここに生きていられる有り難さ、そして家族や友人と共にこの世を生きられる喜びを、どうか心から感じてください。

かけがえのない今日を大切に、命を無駄にせず真摯に生きましょう。合掌。

令和6年春彼岸お中日

あれよあれよと時は過ぎ、いつしかこうしてやってくるお彼岸。今年もまた穏やか且つ速やかに、約束通り新しい季節が運ばれてきました。さて、いかがお過ごしでしょうか。
本日含めてここ最近は一雨ごとに強風吹き荒れるばかりの日々ですが、一昨日では風で街路樹が倒れて道路や鉄道が塞がれるなどのニュースが全国で報道されていました。
今日も今日とて負けずと強い風が外で唸っていますから、おそらく多少事故の報道は上がってくるでしょう。既に千葉県の平野部では土埃による風害も起きている様子です。
ですがひとつだけ嬉しい副作用がありました。強風のついでに日本列島上空を漂う花粉が一掃されたらしいのです。花粉症に悩む人には大助かり。
とは言え、ごく一時的なものだと思いますが、毎年薬漬けの毎日を考えてみれば非常に有難いものです。発症してしまっては仕事も何も手につかなくなりますから。
そう言われてみればここ数日、心なしか目元の痒みが治まっているような気がしています。言葉の通り、気のせいでも構いません。
ソメイヨシノの開花前線もぼちぼち動き始めたようですね。街中が優しく色づく日が楽しみです。