秋彼岸お中日

本日、秋のお彼岸も中日を迎えました。

暑い暑い夏も、見事に過ぎ去ったようです。夏枯れした木々から落ちた葉が地面を覆う様子に、秋の訪れを強く感じる今日この頃です。
食欲の秋、行楽の秋とも申します。実りの季節を迎えた秋の味覚に舌鼓を打ったり、色づき始めた木々を訪ねて紅葉狩りに出かけたりと、この季節ならではの楽しみを味わうのもよいものです。

一方で、今年の夏は、全国各地で台風による被害が例年にも増して甚大なものとなりました。住み慣れた家や大切な場所を失われた方、今なお不自由な暮らしを強いられている方も少なくないことと存じます。
被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復旧と平穏な暮らしの回復を、切にお祈り申し上げます。

彼岸のこの時期、私たちはご先祖様に思いを馳せますが、同時に、今この時を生きる方々の安らぎを願うこともまた、大切な祈りの姿ではないかと思います。
季節の移ろいを感じながら、お墓参りやお仏壇のお参りとあわせて、どうぞご家族皆様でご先祖様を偲び、また今を生きる方々に思いを寄せるひとときをお過ごしください。

合掌

弥生三月

本日より、春彼岸に入りました。
境内を吹き抜ける風もやわらぎ、春の光がいよいよ麗らかさを増した気がします。

年が改まり、ついこのあいだ新年を迎えたと思っておりましたが、気がつけば三月も半ば。
日々の勤めや行事に向き合ううち、年越しから今日までが、あっという間の三か月であったように感じられます。早いものです。

今年は、全国の桜が一斉に咲きそろうかもしれない、という予報も聞かれます。
世の中のソメイヨシノは全て同じ遺伝子情報を持ったものですから、当然と言えば当然の仕組みですが、それぞれの土地で同じ頃に春の景色がひらくと思うと、生物としての不思議な繋がりを覚えます。

余談ではありますが、この春、娘が中学校を卒業し、四月から高校へと進学することになりました。
子供の成長に、時の流れの早さをあらためて教えられる思いです。

春彼岸は、ご先祖さまを想い、また自らの歩みを静かに省みる大切な節目でもあります。
どうぞ皆さまも、穏やかな春の日差しのもと、それぞれの「今」を大切にお過ごしください。合掌。