酷暑到来

今年も何とか七月盆を過ぎ、様々な行事を終えて胸を撫で下ろした月の後半、お次は「日中の想像を絶する暑さ」に狼狽えているところです。
もう毎年恒例になってしまったこの狂った気温。噛みつくような感じと言えば当たるでしょうか。少し外掃除をするのにも時間帯を気にしないと熱中症にかかる可能性があります。とにかくむやみに外出すると命に関わるので、計画的に作業をすることが求められます。
浜松近郊には八月盆地域も点在していますので、そこを担当なさっている和尚様がたは、まだまだこれから大変な時期が続くのでしょう。
どなた様におかれましても、くれぐれもご無理なさらず。水分補給しながらの仕事も大事ですが、身体が危険を察知する前触れのサインを無視しないように。ダメそうなら即時休んでくださいね。
某人気マンガの中では、照りつける日光に身体を焼かれて苦しむ鬼の様子が度々描かれていますが、現実にこうして苦しんでいるのは鬼ではなくて我々人間のほうですね。実に皮肉なものです。

そう言えば梅雨は何処へやら。西日本ではもう点々と明け始めているようですが、そもそも梅雨らしい時期は1〜2週間程度しかなかったように思えます。
空梅雨は、ややもすれば水不足と農作物の不作に繋がる事案ですので、やはり今夏も全国各地、これらに悩まされることになるかもしれません。

二十四節気七十二候に於いても今は「大暑」の頃、気持ちだけでも負けずに夏を迎えましょう。

夏の風物詩

8月盆も締めの時期、今年も地元では花火大会が行われました。
「令和5年・中野町煙火大会」です。
この時期、子供たちの夏休みとしてもいよいよ後半戦へ。秋へ向かう風を感じながらの観覧は、過ぎゆく夏の背中を見送るようで、そこはかとなく寂しい気持ちが誘われるものであります。
前回がコロナ明け3年ぶりでしたが、今年はいかがでしたでしょうか。
会場へ足を運ばれた方々は、天竜川の水面と夜空に映える数々の大輪の花に心を揺さぶられたのではないでしょうか。
打ち上がって盛大に弾けて、キラキラと輝いて広がって、ハラハラと舞い散って、気がつけば白い煙とともに夜の闇に溶けてしまう様は、儚くも美しい命の躍動と似ています。
夜空に輝く花々は、今年もたくさんの人々の想いをのせて、見事に咲き誇りました。