期待以上

さほど大掛かりな工事ではありませんでしたが、ついにビジネスホンを導入いたしました。
かねてより必要だなと思っていた機材でしたが、実際に使ってみてその効果にびっくりしているところです。
普伝院がビジネスホンを導入する大きな目的は2つでした。「迷惑電話の未然撃退」と「通話内容のバックアップメモリー」です。
特に1つ目の迷惑電話撃退は効果絶大。使用前まではあれほどひっきりなしに掛かってきていたセールス電話が今やピタッと止み、何とまぁ日中のこの静寂感たるや。
通話内容のバックアップは今のところそのご利益にあやかっておりませんが、いざという時に会話内容の中身を確かめられるので、大切な会話はとりあえず保存しておけば安心です。「言った言わない問題」はこれで解決ですね。
とにかく導入して大正解でした。少し値が張りますが、それ相応の価値はあります。変な電話にお困りのそこのあなた、固定電話をビジネスホンに変えてみるのも良いのではないでしょうか。

(なお今回の日記から、写真を交えたものについては公式Instagramだけで投稿したいと思います。当ホームページ全体のセーブデータ容量の問題がありまして、あまり膨らまさないようにすべきであると判断した結果です。よろしくお願いいたします。)
https://www.instagram.com/p/C8PabPAvwYN/?hl=ja&img_index=1

考察

しかし今日は暑い。浜松まつりを終えたらさらに熱くなったという印象ですね。
先日は外気温30℃を越えた地域もあったと聞いておりますので、真夏の到来が思い遣られます。またうだるような酷暑の日々がやってくるのでしょうか。
お恥ずかしながら衣替えが全くできていないので、若干の小汗をかきながら日記を書いております。

さて今回は「国是・こくぜ」について、少し述べてみたいと思います。
突然どうしたのかという声が聞こえてきそうですが、なぜか急に気になったもので、ひとつ勉強がてら整理してみようかと思った次第です。
国是の「是・ぜ」という字には「良いもの」だとか「道理」という意味がありますが、例えばここに会社組織であれば「社」、国家共同体であれば「国」が頭に付いて前者なら「社是・しゃぜ」、後者なら「国是・こくぜ」になります。
社是は会社の基本方針、国是は国家の基本方針とでも言いましょうか、もはや場合によっては存在意義、理念や理想すら表す言葉としてこの「社是」や「国是」はあるものと思います。
ならば我が日本の国是は何であろうか?と思うわけで、そこで当然浮かぶのは日本国憲法の内容。具体的に言えば「国民主権・平和主義・基本的人権の尊重」という三大原則がこれに当たるのではないかと想定したのですが、これらは国そのものの在り方を形容する言葉ではないですし、やはりどうも違うようなのです。
実は今の日本には明確な国是というものが存在しないらしく、それはどうやら戦後の政治的統治に原因があるそうです。
その昔は五箇条の御誓文が日本の国是として扱われていました。明治時代の日本ですね。御誓文の後文には「斯国是・このこくぜ…」と明記されておりますので、間違いのない事実だと思います。
それが後の大日本帝国憲法制定への足掛かりとなるので、近代国家へと成長するための礎として極めて大事な要素、基本方針だったわけです。
しかし昭和20年以降の終戦処理のなかで、国是のみならず様々な制度はほとんど新しいものに置き換えられ、新憲法の発布とともに日本の国是は歴史の遺物となってしまったのです。

ちなみに当時の日本、特に教育機関が扱っていた教材等を見ると、現代の学校教育現場には到底見られないような鮮やかな言葉が沢山あります。
それを今の人々がどう解釈しどう受け取るかは別問題ですが、そこに故きを温ねる価値は充分にあるのではないかと思いました。
以上、本当に少しばかりかじった程度の考察でしたが、100年程度でも遡れば、今の日本とは全然違った社会の様子を感じられるのは、とても興味深いものです。
また何か気になりましたら、思うままに書いてみようと思います。合掌。