いよいよ11月です。
月数がふた桁となって、普段着の厚さや枚数も日に日に変わって、一段と「冬」を感じさせる日和が多くなってまいりました。
今年もあと2ヶ月、365日なんてあっという間なものですね。
「ホームページ」というICTを使った新たな試みは、当山としての大きな一歩でした。
これは時代に合わせた環境作りの一環だったのですが、何よりお檀家様や関係各所からの反応を多数いただけて、嬉しくも楽しい経験でした。
思った以上の「有益さ」と「おもしろさ」を享受できたことを、この場をお借りして感謝申し上げます。
そしてホームページ以外では、ここ数年に渡って続けてきた様々な「境内伽藍の整備」があります。
それら一つ一つは小さなものですが、積み重なって大きくなり、今日の普伝院を様々なところで構成しています。
なので今回の投稿は、平成18年の境内造成大工事以降の整備ポイントについて、全てではありませんが、以下に要点のみ紹介させていただきます。
・山門&境内灯LED化とタイマー点灯化
・手水舎センサー改修と水汲み場センサーライト設置
・屋外トイレ設営
・境内全域ブロック塀とコンクリート通路の高水圧洗浄(黒ずみと苔落とし)
・防犯カメラ設置(山内LAN配線工事も併せて)
・本堂の聚楽壁おさえ
・山門前の柵修理
・位牌堂電灯の人感センサー点灯化
・位牌堂の檀家位牌の耐震工事
・客間電灯、玄関内外灯、通路灯のLED化
・客間に椅子とテーブルを導入
・稲荷堂サッシの風災防護工事
・本堂&位牌堂カーテン取り付け(紫外線防護)
・諸仏堂格子戸の風雨カバー取り付け
・大玄関石畳のワックスコーティング
・境内植え込みの整理(ソテツ等の撤去)
・駐車場のガイドラインひき直し
・稲荷堂と客殿のシロアリ消毒(定期施工)とハクビシン対策
・山門と本堂前階段の手摺り設置
・稲荷堂外階段のコンクリート化
・釣り提灯配線用と山門幕用のアンカーボルト設置
・客殿の網戸を全て張り替え
・本堂照明器具の交換(LED化、蛍光灯化等)
・本堂正面の大賽銭箱を製作
・本堂音響機器を新規導入
・本堂の木花、燭台、仏像の転倒防止施工
・コンセント、スイッチ類の交換
・感染症対策用品の設置
以上のようなラインナップでございます。
その他には整備を繰り返したものや一過性のものもありますので、それらを含めればもう少し増えます。
仏閣を維持管理するには、日々の積み重ね以外にありません。
ともすれば経年劣化という、途中では止まらない時限装置を境内のあちこちに据えているような感覚にすらなりますが、当山がいつまでも「気持ち良くお参りができ、また来たくなるお寺」であるように、昨日より今日を少しでも改善してまいります。合掌。