10月も半ばとなり、朝夕の冷えた風に秋の深まりを感じる頃となりましたね。ふと暦を見て、24年前の今日は、私たちが忘れてはならない出来事のあった日だと気づきました。
2002年の10月15日、北朝鮮に拉致された5名の方が、24年ぶりに日本へ帰ってこられました。地村保志さん・富貴恵さんご夫妻、蓮池薫さん・祐木子さんご夫妻、曽我ひとみさんです。
しかし、この日以降、帰国された被害者はいまだ一人もおられません。
先日、横田めぐみさんが62歳の誕生日を迎えられました。めぐみさんは13歳のとき、下校の途中で姿を消されました。母親の早紀江さんは御年90となられ、今や親世代でただお一人のご存命の方です。取材では、「必ず帰ってこられると信じて」と娘さんへ呼びかけ、「できることを毎日やるしかない」とも語っておられました。
待つとは、ただ時を過ごすことではなく、同じ願いを毎日持ち続けることなのだと思います。その歩みに頭が下がります。
私たちが直接してさしあげられることは、何もないのかもしれません。それでも、この出来事を忘れず、ご家族の一日も早い再会を、静かに祈り続けたいと思います。
合掌
