花まつり

本日はお釈迦様の生まれた日。別名で降誕会とも灌仏会とも申しますが、この記念日には毎年、全国各地のお寺様にて慶祝法要が営まれます。
色とりどりのお花で飾られた花御堂をもうけて、甘茶供養をして差し上げます。

そんな4月8日、境内のソメイヨシノはやっと満開を迎えました。しかし小雨に打たれつつ迎えた今日、少しずつ散ってしまう様子も垣間見られますが、曇天から時折注がれる陽光を鮮やかに反射して、淡く色付いたその花弁を見事に輝かせております。

〜 あなうれし 花の御園に みほとけの 生れし良き日ぞ 讃えまつらん 〜
曹洞宗梅花流詠讃歌「釈尊花祭第一番御詠歌・歓喜」より

令和6年春彼岸お中日

あれよあれよと時は過ぎ、いつしかこうしてやってくるお彼岸。今年もまた穏やか且つ速やかに、約束通り新しい季節が運ばれてきました。さて、いかがお過ごしでしょうか。
本日含めてここ最近は一雨ごとに強風吹き荒れるばかりの日々ですが、一昨日では風で街路樹が倒れて道路や鉄道が塞がれるなどのニュースが全国で報道されていました。
今日も今日とて負けずと強い風が外で唸っていますから、おそらく多少事故の報道は上がってくるでしょう。既に千葉県の平野部では土埃による風害も起きている様子です。
ですがひとつだけ嬉しい副作用がありました。強風のついでに日本列島上空を漂う花粉が一掃されたらしいのです。花粉症に悩む人には大助かり。
とは言え、ごく一時的なものだと思いますが、毎年薬漬けの毎日を考えてみれば非常に有難いものです。発症してしまっては仕事も何も手につかなくなりますから。
そう言われてみればここ数日、心なしか目元の痒みが治まっているような気がしています。言葉の通り、気のせいでも構いません。
ソメイヨシノの開花前線もぼちぼち動き始めたようですね。街中が優しく色づく日が楽しみです。