令和5年 安間稲荷大祭

今年も無事に1月15日の稲荷大祭年頭会を挙行いたしました。

当山としてはこの行事を全うすることで初めて、年末年始の仕事を一通り終えて新年を迎えることができるような、昔からそんな感覚があります。
数年前までは成人の日が15日で固定だったこともあり、毎年旗日に行うお祭りということで非常にたくさんの参拝客や信徒様にご参詣いただいていた歴史があります。
しかし今ではそれも叶わず年ごとに変動するようになり、さらにコロナ禍へ突入したこともあって、ご祈祷以外は必要最低限の規模で開催している状況です。
少人数ではありますが今回も、例年ご参加いただいている信者様にご祈祷へご参加いただきまして、一緒にお稲荷様へ年始のご挨拶一座を奉献いたしました。

時代によって風潮や都合は変わります。しかし変えるべきでないものは変えない、柔軟性を保ちつつも芯は通すような考え方を持つことが、これからのスピード感ある変化の絶えない世の中を渡るうえでは一層重要になるのではないか、と切に思うところでございます。

それでは改めて、今年1年間を頑張って歩んでまいりましょう。合掌。

謹賀新年

明けましておめでとうございます。
昨年は「戦」という漢字一字に形容されるくらい、痛ましい事件や争いが絶えない一年間でした。
例の感染症の猛威は多少おさまったものの、未だ予断は許さない状況です。

令和5年、今年はどんな年になるでしょうか。
いや、自分の意志で作る今日からの365日、どんな年にしたいですか。
今年の終わりに、後悔の念を残さぬよう、どちら様も納得できる「晴れやかな大晦日」を迎えられますように。

ともすればいたずらに過ぎ行く時間になりがちな日々、少しずつ積み重ね、かけがえのないその命を大事に使い、生きて行きましょう。

家内安全 無病息災 身体健全 五穀豊穣 心願成就
令和5年正月 松龍山普伝院 合掌