晴耕雨読

六月に入り、東海地方も梅雨入りとなりました。
境内も湿り気を帯び、そこはかとなく伝わる空気の重たさに季節の移ろいを感じております。

雨の日は、どうしても外に出る足が遠のきがちです。
けれども、静かに降り続く雨の音に耳を澄ませていると、不思議と気持ちが落ち着いてくるものです。

最近は、ひょんなことから始めた写経にあわせて、毛筆や硬筆の練習にも少し力を入れております。
一文字一文字を念入りに書いていると、その時々の気持ちがそのまま線に現れてくるように感じます。

なかなか思うようには整いませんが、繰り返し向き合ううちに、少しずつ心も整っていくようです。
窓の向こう、雨を掻い潜って走り抜ける車の音とは裏腹に、内側が静かになる時間でもあります。

これからしばらく蒸し暑さの続く季節ですが、どうぞ無理をなさらずお過ごしください。
今日の雨のひとときが、少しでもあなたの心を休める時間となりますように。合掌。